すしのへや

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苦しい大学生活の始めかた

病院には行くべきとされている
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この記事は散歩・徒歩・苦行 Advent Calendar 2023の20日目の記事です。

嘘です。盛大に遅刻しています。申し訳ありませんでした。

19日目の記事は型推栄さんの
「0.5泊3日で840km走ってラーメンを食べに行ったら原始的恐怖を味わった話」でした。

夜に何かを運転するのって本当に怖いですよね。私の地元は用水路と歩道の間に柵がないんですが、 夜に自転車を運転していて何度か落下したことがあります。 あとそろそろ免許取りたいです。

こんにちは、すしです。 色々あってB2の前期ごろまで苦行大学生活をする羽目になったことがあるので、その時の話をします。

根源

私は高校の頃から過敏性腸症候群という疾患を抱えているのですが、これが結構厄介でして、 症状が悪化してくるとかなり酷い腹痛やに襲われます。 また、これは個人差があると思いますが、精神状態と症状の重さにある程度関連性があるように感じています。1

ちなみに11日目のへるくんさんも同じ症状を抱えているので、記事を読んだときの解像度がとても高かったです。悲しい

大学受験終了と同時にきちんと治療をすべきだったのですが、 合格が決まってから引っ越しまではあっという間で、結局症状が悪化したまま引っ越しをしてしまいました。

弱った体で新生活のストレスに耐えられるわけもなく、体調はどんどん悪化していきました。 ちなみに友人談では4/1の朝に東京駅で会ったときから様子がおかしかったらしいです。

どうしてそんな状態で引っ越したんですか?

こんな体でまともに大学に通えるわけもなく、前期はほとんど家で療養寝込んでいました。 この頃は食欲もなく本当に寝たきりでした。

6月頃から這うようにして通院し、8月頃に過敏性腸症候群と診断されました。 その後は薬なども服用しながら治療し、夏休みが終わる頃には大学へ行けそうな状態になりました。

ということで苦行も一段落ついて…











とでも思ったか










前期の間大学に行けていない以上取れないものがありますね。









そう、単位です










取得単位数2.0 GPA0.14 苦行開始❗

苦行

B1後期から大学に復帰しました。 実はこのタイミングで前期の成績を踏まえて学生支援担任の教授に呼び出されており、 「技術的には4年での卒業も可能です」みたいな話をされました。 今からでもなんとかなるなら、まあちょっと頑張ってみるか…ということで半年遅れて大学生活がスタートしました。

意外にも講義には影響が出ませんでした。 前期の内容の続きをそのままやるタイプの講義が代わりと少なくて助かった。

その代わり、試験にかなり苦労しました。周りは試験の感覚を少しは掴んでいる中、 私は試験を受けたことがなければ、まともに単位を取ったこともなかった(?)のでどうやって勉強すればいいのか分かりませんでした。

実験レポートなども、前期もやった人のほうが当然慣れているので、まったくうまく行かず泣いていた記憶があります。 半年時計が遅れていることが節々で感じられてとてもつらかったです。

また、サークルも一応工学研究部に入っていたものの、当然活動に行けるわけもなくフェードアウトしたため、行き場がなくなってしまいました。 これについては、奇跡的にTwitterで調布祭実行委員会(◯調)の募集を見てやるか~のノリで入ってなんとかなりました。 後にこの委員会の中で苦行をする羽目になるのは別の話。2

全体的にインターネットの人間関係にすくい上げられた面が大きく、 Twitterをやっていなかったら人間関係ゼロのまま退学していた世界線が本当にありえます。Twitterありがとう。

その後は病み上がりゆえにかなりの頻度で体調を崩しながらも、なんとか後期を乗り切りました。

でもこれはまだ苦行ではありません。ここからが本当の苦行です。

憤怒

ということで時は2023年4月。B2に進級した(B1=>B2には留年がない)私はというと…

狂気に満ちた時間割の前で頭を抱えていました。
高校生並みに詰まった恐ろしい時間割の画像 恐怖!7科目再履修男

この時間割の推しポイントが2つあります。

  • 水曜日の再履修3連星
    コンリテ→微積→数学演習の打線。許されない
  • 履修上限ピッタリ
    ビバ良くない

まあこうなるのは自明でしたが、おかしな詰まり方をしています。とても人道的な時間割とは思えません。 去年取れたなかったありとあらゆる1年必修科目が詰め込まれています。 実際にはオンデマンド開講になったりする講義もありますが、週4で1限があることになっています。

この時間割に追加で

  • アルバイト
    手当たり次第にライブに申し込みすぎたので辞めると破産確定する。バカ
  • 調布祭Web制作
    下準備として、まともに書いたことがないHTML, CSS, TypeScriptなどをひたすら演習する必要があった
    2023年度のGitHubのコミット画像 結構コミットしている 参考画像: 2023年度の草

も並行して進める羽目になり、

理解したくもない苦行スケジュールを半年続けることが確定しました。

この頃の休日の記憶がないので、多分半年くらい休みがなかったと思います。1年後期で奇跡的に実験の単位を取れていたことが唯一の救いでした。

多重再履修苦行のここがダメ!

まず、人間は再履修科目にやる気を出せる脳の構造をしていません。

私はⅠ類にいるので、B2の前期から少しずつコンピューターに関する講義も始まります。どう考えてもそれらや個人でやっている開発のほうが楽しいので、 一般教養がほとんどだった再履修科目へのモチベーションがまったく湧いてきませんでした。課題は最低限やっていましたが、試験の結果はそこまで良くなく、取れても良止まりでした。

怠惰と言われればそこまでですが、ともかく再履修はするべきでありません。絶対にモチベーションが出ないので。

聞いてるか?この前
「可になりそうだし一回落として計画的再履修するか~」
とか言ってた後輩

絶対やる気でないから。ほんとやめたほうがいいです。ちゃんと最初から自分に必要な分の評定を取ろうね。

あと再履修のよくない点がもう1つあって、確実にその年の科目の勉強をする時間を奪います。 特に、他人より4~5個多くテストがあるというのはかなりまずいです。 結局期末の時期は本当に体を破壊されてしまい、何科目か追試を受ける羽目になりました。

聞いてるか?この前
「可になりそうだし一回落として計画的再履修するか~」
とか言ってた後輩

本当に再履修はやめましょう。

苦行終了

ということで半年ほど血反吐を吐く羽目になりましたが、苦行と妥協の末乗り切ることに成功しました。(本当?3) 現在はCSプログラムに配属され、初めて履修上限ではない時間割で生活しています。 たった半年前のことなのに、もうあの頃のバイタリティを取り戻すことはできないと感じています。

今でも、受験が終わってすぐ通院して治療しなかったことを悔やんでいます。

体調不良が続くな~と思ったら病院に行きましょう。本当に
さて、

21日目の記事はわゃをんさんの「色違いの伝説のポケモンに山手線沿線1周させられた話」です。 遅刻したので予告どころか感想まで書けます。4

なんでこの人毎回限界ポケモン捕獲してるんだ…

すごく面白い記事だったのでぜひ読んでみてください。それではまたどこかで。

脚注
  1. 現在は症状が落ち着いて日常生活を送れています。

  2. ちなみに1日が24時間のまま生活したので、ASEまで時間を割けず、来年の前期に3度目のASEを受ける羽目になりました。嫌すぎる

  3. ちなみに遅刻したのでTwitterで煽られました。